キャッチ

ゼルウェルツァの設計代表。前任の設計代表ヴィンチ・ブランクキャンバスの仕事を引き継ぎ、その弟子であるスディチ・ブランクキャンバスの最も強力なライバルでもある。二人は設計理念において正反対であり、才能も互角だが、スディチ・ブランクキャンバスに比べて説明やコミュニケーションが得意なキャッチ・ライトレースの方がゼルウェルツァの住民に人気があり、これがスディチ・ブランクキャンバスが次第に自らを閉ざすようになった要因の一つでもある。アカフラ一行がゼルウェルツァに到着した際には歓迎を受け、彼らがゼルウェルツァに滞在できるかどうかの採決を主宰した。イェッチ・ジオコアが調査中にゼルウェルツァの危機的状況を察知し、ゼルウェルツァが全員で地上へ避難するという採決を下した際、キャッチ・ライトレースは設計代表の座をスディチ・ブランクキャンバスに譲り、自らは単独で他のドゥリン都市へ向かい、別れも告げず音信不通となったヴィンチ・ブランクキャンバスを探すことを決めた。これはスディチ・ブランクキャンバスを奮起させ、ドーム修復の仕事を引き受けさせるための刺激でもあった。酒の好みはドゥリンの間でも珍しい、信じがたいベリートマト酒派である。